【墨汁速報】古参仮想通貨取引所ZB.comがハッキング被害 公式発表はなく突然の入出金停止

【墨汁速報】古参仮想通貨取引所ZB.comがハッキング被害 公式発表はなく突然の入出金停止

【墨汁速報】古参仮想通貨取引所ZB.comがハッキング被害 公式発表はなく突然の入出金停止

元中国の最大手ZB.com(元CHBTC)のホットウォレットから突如すべてのイーサリアム上のERC20トークンが引き出され、UniswapでETHに売却されたことがトランザクションから判明した。被害はUSDCやUSDTなどのステーブルコインと合わせ、DeFiで人気なCRVや1INCH、NFTで人気のあるアクシーインフィニティのAXSやSHIB(柴犬コイン)など合計で約6.3億円にのぼる。

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古参仮想通貨取引所のハッキングがDeFiで発覚

ZB.comの即座の引出しに対応するためのオンラインの”ホットウォレット”の履歴によると、突如同社のウォレットからすべてのイーサリアム上のERCトークンが引き出された。

これらの高額な出金により当初はメンテナンスのための送金かと思われたところ、その引き出されたUSDCなどのステーブルコインや、NFTゲームで人気なアクシーインフィニティのAXS、DeFiのCRVや1INCHが分散取引所のユニスワップ(Uniswap)で売却されたことが確認できた。

これによりZB.comはハッキングされ、ハッカーがUSDCなどの資産凍結をされないようにETHにロンダリングしたということになる。被害額は最近の100億円規模とまではいかないものの、合計で6.3億円相当のメジャーなERC20トークンとなっている。

 

ZB.comは突如メンテナンスとして入出金停止を発表

一方でZB.comは

「突然のコアアプリケーションの動作不良により、即座に復帰ができないため入出金を一時的に停止状態のメンテナンスモードとなる」

と発表。

4日現時点でその後の発表はなく、ハッキング被害があったとの報告はない状態だ。このようなシステム上にトラブルがあり、メンテナンスとして入出金を停止している間にハッキング被害を調べるのは古参仮想通貨取引所の常套手段だ。

現在ではイーサリアム上の分散金融”DeFi”で送金後の動きを知ることができるため、公式に発表されていなくてもハッキング被害を受けたということを推定できるようになっている。3日にはソラナ(Solana)の大規模ハッキングが起きており、連日仮想通貨のハッキングが起きていることから、仮想通貨投資家は自身のセキュリティ対策を見直すいい機会と言えるだろう。

 

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