セールスフォースがポリゴンと提携、NFT分野を視野に

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セールスフォースがポリゴンと提携、NFT分野を視野に

SaaS分野で、トップ企業として知られるセールスフォース(Salesforce)社は、CRM(顧客関係管理)ソフトを開発、提供しています。同社は大手企業を中心に、顧客エンゲージメントを強化するシステムを提供していますが、今回NFT(非代替性トークン)を視野に入れ、ポリゴン(Polygon)ブロックチェーンと提携する運びとなりました。

見た目以上のものを提供するために

個人リサーチャーのマイク・サンダース(Mike Sonders)氏のデータによると、セールスフォースはAdobe(アドビ)、Intuit(インテュイット)、Shopify(ショッピファイ)などのソフトウェア・プロバイダーを抑え、現在アメリカの証券取引所で最大のSaaS企業です。

今回の提携の詳細はまだ分かりませんが、NFT分野への参入はセールスフォースの「見た目以上のものを提供する」戦略の一環と考えられます。

ポリゴン・ラボの代表ライアン・ワイアット(Ryan Wyatt)氏は3月14日、自身のツイッターで今回の提携について「セールスフォースのクライアントが、トークン・ベースのロイヤリティ・プログラム(特典サービス)を生成することを手伝うため」と述べています。

今回の動きの前にセールスフォースは、25万のトランザクションを処理し、おもちゃメーカーのマテル(Mattel)や、酒造メーカーのクラウンロイヤル(Crown Royal)などのブランドを含む試験的プログラムをローンチしています。

一方のポリゴンも、スターバックス(Starbucks)やレディット(Reddit)など複数の企業と協力関係にあります。

ソフトウェアとNFTとの融合を目指して

一般に「現実世界との結合」や「フィジタル(現実+仮想)アイテム」のように、現実世界とデジタル世界の統合を議論する時、SaaS企業が変化するNFT分野に最初に適応することは自然な流れだと言えます。

しかし多くの大手SaaS企業がNFT分野に参入する今、その先にある論理には見た目以上のものが含まれるかもしれません。彼らはビジネスの特性からデジタル世界と強いつながりを持ち、間違いなくNFTとの融合を助ける存在になるからです。

SaaS企業は、前述したマテルやクラウンロイヤルのように、幅広いブランドにサービスを提供できます。さらに、それらのブランドのロイヤリティ・プログラムをレベルアップするセーフティーネットを提供しながらも、ソフトウェアに関わる人々が最善を尽くすための道を閉ざすようなことはしません。

参考
Salesforce Teams Up With Polygon For New NFT Management Platform

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